それでも、今日もまた

今日も、お別れのご連絡がありました。
大型犬のシニアさん。

「いつかは来る」
そう分かっていても、
やはり心は、簡単には追いつきません。

体の大きな子ほど、

・立てなくなったときのこと
・歩けなくなったときのこと
・飼い主さまの介助の大変さ

——これまで、何度も見てきました。

それでも、
やっぱり、落ち込みます。

目次

経験があっても、慣れることはない

ブリーディングもやってきました。
これまで何度も、お別れは経験しています。

仕事として、
命と向き合う立場として、
覚悟はしてきたつもりです。

それでも、
お客様のワンコであっても、
長く関わってきた子ほど、
心のどこかに問いが残ります。

「あの接し方で良かったのだろうか」
「もっと出来ることはなかったのだろうか」
「無理をさせてはいなかっただろうか」

正解は、分からないまま

答えは、きっと分かりません。

どれだけ経験を重ねても、
「正解だった」と胸を張れる日は
来ないのかもしれません。

ただ、

その子の状態を見て
その子の性格を考えて
その子に合うやり方を選び続けてきた

それだけは、
嘘ではないと思っています。

それでも、また向き合う

落ち込みながらも、
問いを抱えながらも、
それでもまた、次の子を迎えます。

それは、
飼い主さまから受け取ったバトンを、
途中で置かないということ。

簡単に割り切れないからこそ、
命を扱う仕事なのだと、
思っています。

今日もまた、
受け取ったバトンを胸に、
静かに心を整えながら。

よかったらシェアしてね!
  • URLをコピーしました!
  • URLをコピーしました!

この記事を書いた人

犬と猫のグルーマー、ペットライフコンサルタントとして活動しています。また、ペットをテーマにしたオリジナルイラストグッズも制作しています。

ペットそれぞれの個性やライフスタイルに合ったお手入れやアドバイスを大切にしながら、飼い主様とペットがもっと幸せになれるお手伝いをしています。

お気軽にご来店やご相談ください!

目次