秋の風が夜空を包む頃、熊本・八代では毎年恒例の「やつしろ全国花火競技大会」が開催されます。2025年は、“新市誕生20周年記念”として 10月18日(土)18:00~20:30 に実施(荒天時は11月8日に延期)され、豪華な花火が約 14,000発 夜空を彩ります。

ただ、この華やかな夜には、ペットたちにとっては非常にストレスフルな環境にもなり得ます。過去には花火の大きな音に驚いて“逸走”するケースも報告されています。
そこで、犬・猫と暮らす方に向けて、今回の花火大会を安全に過ごすための 準備と注意点 をご紹介します。
🛡 事前準備(10/16までにできること)
散歩は夕方早めに済ませましょう。大会直前の散歩は控えた方が安全です。
首輪+ハーネスの二重管理、リードは常に手放さないように。
クレート・キャリーにタオルやブランケットを掛けて“安心基地”を作っておきましょう。
室内の出入り口(窓・ドア)をチェックして、隙間や裏口の脱走経路を塞ぐ。
マイクロチップ・迷子札・鑑札の連絡先が最新か確認し、必要なら更新を。
花火の音に強く反応する子は、かかりつけ獣医師と “行動療法・音慣らし・薬” の相談を。

🚨 当日の注意(10/18)
会場・花火大会は 小雨決行 ですが、荒天の場合は 11/8(土)に延期 の可能性もあります。公式サイトで最終情報を確認してください。
昼〜夕方の時間帯(15時前後まで)に外出を済ませ、直前は外には出さないように。
夜になると花火が始まりますから、その前に “安心基地” に誘導。タオルで遮光・遮音を。
室内の生活音(TV/音楽)を弱めずに流して外音を軽く消せるようにするといいでしょう。
強い恐怖反応(過剰なよだれ、過呼吸、震え、落ち着きのなさなど)が見られたら、慌てず静かな環境に移して様子を見て。場合によっては獣医師相談を。
🧡 最後に、心の視点も大切に
花火の明るさ、音の迫力。それを楽しみたい人の気持ちもわかります。
でも、ペットにとっては「予期できない音」が恐怖そのもの。
心の揺れを少しでも和らげてあげられる準備が、安心と信頼を育みます。
この夜が、花火の光とともに“安心”も残る夜になりますように。